県土木施工管理技士会(小田修一郎会長)は13日、中九州横断道路大野竹田道路の朝地インターチェンジ(IC)〜竹田IC間の板井迫地区改良工事、平井川橋下部工、三宅地区改良工事の3現場を見学した。今回で4回目。
技術者など約150人が参加。豊後大野市の道の駅あさじに集合し、大型バス5台に分乗して、まず板井迫地区の▽跨道橋下部工(外1橋)工事(小田開発工業梶j▽第3工区改良工事(蒲F岡組)▽第4工区改良工事(谷川建設工業梶jの現場を見学。
同技士会の花本定技術委員長が「自分の会社以外の現場を見る機会は少ない。特に安全対策については、他社の現場を参考にして、今後の安全管理に役立ててほしい」とあいさつ。佐伯河川国道事務所の担当者が、中九州横断道路の整備や進ちょく状況、整備効果など概要を説明した。
その後、3班に分かれて▽平井川橋下部工(P1)外工事(西日本土木梶j▽平井川橋下部工(P2〜P4)工事(小田開発工業梶j▽三宅地区改良工事(鰹シ井組)の各現場に移動し、現場代理人から工事概要などを聞いた。
大分市と熊本市を結ぶ中九州横断道路は、延長120`(大分側60`、熊本側60`)の地域高規格道路。大分側の犬飼IC〜朝地IC間約19`が供用済み。大野竹田道路12・3`のうち、大野IC〜朝地IC間6・3`は26年度に完成、供用。引き続き、朝地IC〜終点の竹田IC間6・0`を30年度内の完成を目指し、用地買収を進めながら橋梁上・下部工や道路改良工事を進めている。大野竹田道路の総事業費は約376億円。
なお、24年7月の集中豪雨で被害を受けた、熊本側の国道57号波野〜一の宮間の滝室坂道路代替道路(L=6・3`、W=12b、うちトンネル4・6`、片側1車線)の整備事業は、25年度に着手し、33年度内の完成を目指している。総事業費約230億円。
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大分建設新聞社