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　神奈川県安全防災局は、２０１６年度の新規事業として、県庁第二分庁舎に災害対策本部統制部を新設するなど、災害対策本部体制強化整備を実施。大規模災害発生時の応急対応の体制を強化する。
　災害対策本部統制部は、第二分庁舎の７階に新設する。内装改修などは県庁舎の耐震対策事業の一環として現在実施中。新たに大型マルチモニターなどを設置。多数の関係機関から集結する職員などが迅速な意思共有と的確な判断ができる環境を整備する。
　現在の災害対策本部室（第二分庁舎６階）では、マルチスクリーンの更新などを実施。災害対策本部の代替施設となる総合防災センター（厚木市）や、現地災害対策本部が置かれる各地域の県政総合センターには大型モニターを設置するほか、情報機器の整備などを行う。
　また、10年度から稼働している震度情報ネットワークシステムについて、総合防災センターにバックアップシステムを整備する。
　これらの事業予算として２億８５００万円を16年度当初で予算化。機器リースの発注手続きなどを進めている。
　局は、さらなる体制を強化も検討しており、16年度に具体化すれば17年度以降の予算計上を図る考えだ。
　提供:建通新聞社