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　北陸地方整備黒部河川事務所は１６年度、下新川海岸における直轄海岸保全施設整備事業に１６億９１００万円を配し、入善町吉原地区における家屋連担地域の副離岸堤整備などを推進する。
　今年度発注見通しによると、吉原離岸堤改良として▽（Ｎｏ．１４３）　捨石工約２４００立方メートル、本体ブロック運搬・据付４３６個　発注規模２億円以上３億円未満▽（Ｎｏ．１４３）ブロック製作その１　本体ブロック（３２トン級）１００個、（２５トン級）１７０個　同１億円以上２億円未満▽（Ｎｏ．１４３）ブロック製作その２　本体ブロック（２５トン級）１６６個、被覆ブロック（１２トン級）２３２個、根固ブロック（４トン級）９９個　同１億円以上２億円未満―の３件、吉原副離岸堤として▽（Ｎｏ．１４２）その２　捨石工約７０００立方メートル、本体ブロック運搬・据付２６０個　同２億円以上３億円未満▽（Ｎｏ．１４２）ブロック製作その１　本体ブロック（４８トン級）１２０個、被覆ブロック（２０トン級）２７個、根固ブロック（３トン級）７８個　同１億円以上２億円未満―の５件を、第２〜４半期に発注する。
　ほかに園家副離岸堤工事として▽（Ｎｏ．１０８）その１　捨石工約５０００立方メートル、本体ブロック運搬・据付３００個　同２億円以上３億円未満▽（Ｎｏ．１０８）ブロック製作その１　本体ブロック（５０トン級）７０個、（４０トン級）１５０個、被覆ブロック（１０トン級）９０個、根固ブロック（５トン級）１２０個　同１億円以上２億円未満―の２件を、第４四半期に発注予定。
　同海岸では、富山湾特有の「寄り回り波」や「冬期風浪」といった高波浪の影響で越波や海岸侵食の被害が生じており、０８年２月２４日の高波被害では、直立堤や離岸堤等の海岸保全施設が被災し、越波により背後地の家屋に浸水被害が発生した。このため、離岸堤や副離岸堤などの海岸保全施設を整備し、背後の住宅密集地を越波、浸水から守る。総事業費は１０３１億円。