鹿児島建設新聞
2016/04/14
【鹿児島】環境省、自然公園等の整備 3地域に4・2億円
環境省は、2016年度に直轄で実施する自然公園等の整備個所を明らかにした。本県関係には3地域で4億2300万円を配分。霧島錦江湾国立公園内で佐多岬園地では展望台の建設や継続して園路の整備を継続する。
同園地では、15年度から整備に着手。今後は、園路のほかに展望台(RC造2階建165u)を整備。1階は休憩・展望スペースと多目的トイレ、2階は展望デッキ。敷地内にはトイレ(RC造平屋建て26u)も設置する。
今後、遊歩道沿いのトンネル出口広場(810u、ベンチ、縁台外)、休憩広場(610u、休憩所外)、展望広場(350u、ベンチ、方位盤外)、灯台守広場(110u、ベンチ外)を整備する。
配分状況を見ると、霧島錦江湾国立公園(霧島市、南大隅町)は3億2500万円。佐多岬園地のほかに、大浪池園地も継続する。
屋久島国立公園(屋久島町)は5800万円。宮之浦岳縄文杉線道路(歩道)と生態系維持回復を予定。
奄美群島では、4000万円を配分。観光立国に向けた公園利用施設のユニバーサルデザインなどの導入促進を図る。