日本工業経済新聞社(茨城)
2016/04/06
【茨城】県営繕課が主要事業公表
県土木部営繕課は、2016年度の主要事業をまとめた。前年度からの繰越分を含め、工事額は80億2000万円。笠松運動公園陸上競技場メインスタンド屋根整備工事や(仮称)県央防災倉庫新築工事、伊奈特別支援学校普通教室棟増築工事などを本年度に発注する。設計関係では、県立中央病院新棟増築工事の基本設計などを行う。
本年度の工事件数は、繰越分も含め、教育庁財務課所管の「学校」が74件、それ以外の「一般」が114件。前年度を98件下回った。工事額は一般57億9300万円、学校22億2700万円で、前年度より3億1900万円少ない。
設計は、所管課からの依頼件数が繰り越しを含め140件で前年より59件増。委託額が3億6200万円で、前年の約3倍となる。
これらの予算をもとに、笠松運動公園陸上競技場メインスタンド屋根整備工事(RC造3階建て、7350u)、(仮称)県央防災倉庫新築工事(S造1階建て、1200u)、県近代美術館空調設備等改修工事などを行う。このうち陸上競技場屋根整備工事の設計は、且O上建築事務所(水戸市)が策定した。
このほか、カシマサッカースタジアム屋根鉄骨修繕工事(第3期)を単年度で計画している。
学校関係では伊奈特別支援学校普通教室棟(RC造3階、2000u)の増築に着手する。基本設計は長塚・福富JV(拠キ塚建築設計事務所・兜泄x建築設計事務所)。
設計関係では、県立中央病院の新棟増築工事(RC造5階、約1万2200u)と県南地区特別支援学校高等部棟増築工事の基本設計、水戸聾学校寄宿舎宿泊棟改築の実施設計に着手する。このうち水戸聾学校寄宿舎宿泊棟の基本設計は、増山栄・大野JV(椛搦R栄建築設計事務所・拒蝟建築設計事務所)が担当した。