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北海道建設新聞社
2016/04/13

【北海道】湯の川プリンスホテルが渚亭の大規模改修を計画ー9月にも着工

 湯の川プリンスホテル(函館市湯川町1丁目2の25、河内昌貴社長)は、渚亭の大規模改修を計画している。中央館の一部解体後、10階建てに増築し、客室数を11室増やすほか、レストランを拡張する。投資額は21億円を見込む。9月ごろに着工し、2018年夏の完成を目指す。
 温泉露天風呂付き客室数が国内最多の115室を誇る渚亭(175室)は、津軽海峡や函館山を一望できる眺望、地元の食材、旬の料理を味わえる食などで人気を集める。今回、客室数増のほか、食に力を入れて競争力のさらなる向上を図る。
 東、西館の間にある6階建ての中央館を、東、西館と同じ10階建てにする計画。増築部分の大半は客室となり、完成後は186室となる。これに併せて既存の客室なども一部改装する。
 また、1階のビュッフェレストランを2階に移し、100席増の240席にする。面積は2倍ほどになりそう。厨房(ちゅうぼう)関係の設備更新では、ライブ感のあるオープンキッチンの増設などを予定し、既存の和食レストランは個室を増やす。
 湯の川温泉を含む函館市内では、北海道新幹線開業に伴う観光客増、訪日外国人需要などを踏まえた宿泊施設の改装などが相次いでいる。同社は、今後の動向次第で新たなホテル建設も視野に入れている。