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建設新聞社(長崎)
2016/04/13

【長崎】大村市新駅区画整理 事業認可へ始動

基本設計を16年度に外部委託
 17年度にも実施設計、早期着工目指す

 九州新幹線新大村駅(仮称)周辺整備事業に関して大村市は2016年度、区画整理の基本設計業務を外部委託する方針だ。自由通路の実施設計や一部用地取得費を含め、関連予算として約3億7000万円を計上。事業認可後、17年度にも区画整理の実施設計に着手する運び。具体的な時期は未定だが、まとまった土地から一部工事に入ることとしている。ゾーニング範囲

  駅前広場整備工事とアクセス道路が優先

 市によると、今年1月の都市計画決定を受け、現在、事業認可に向けて事業計画書を作成中。16年度中の事業認可を目指し作業を進めている段階だ。17年度以降、実施設計や各種施設整備に乗り出す考え。中でも駅前広場やアクセス道路などの工事を優先させる。
 アクセス道路や地下式自由通路、東西駅前広場などの整備は公的機関が整備する方向だが、ビジネス・オフィスが入る業務施設や宿泊施設、マンション、都市型住宅、大学関係施設などは、民間主導での投資を呼び込みたいとしている。
 なお、主たる玄関口となる東側駅前広場へは、県が現在整備中の都市計画道路池田沖田線を起点に、アクセス道路の整備を予定。西側ロータリーへは市道竹松本町植松3丁目線からアクセス道路の整備を行う方針だ。
 区画整理事業が実施されるのは、植松3丁目に整備される新大村駅周辺一帯の約9・5fの区域。現時点において大村市は、新大村駅周辺開発にかかる概算事業費を約84億8000万円と試算している。ksrogo