建通新聞社(神奈川)
2016/04/12
【神奈川】要塞史跡を保存・活用へ プロポで企画提案を募集
横須賀市は4月6日、「東京湾要塞跡保存活用計画策定支援業務」の契約候補者を選定するため、プロポーザルの募集要領を公表した。史跡の活用方法や史跡整備の企画内容などについて提案を求め、審査する。
参加申込書の提出期限は21日までで、企画提案書の提出期間は25日から5月20日まで。5月26日と27日にプレゼンテーションを実施し、30日に選考結果を通知する。6月6日には2次選考として競争見積もり合わせを実施し、7日以降に契約を結ぶ。上限価格は693万3600円(税抜き)。
「東京湾要塞跡保存活用計画策定支援業務」は、国指定遺跡東京湾要塞跡の保存活用、整備の基本方針となる保存活用計画を作成するもので、同計画は2018年度から19年度までの2カ年を掛けて策定する予定の「史跡整備計画」の基本となる。
同業務では、既存資料の確認・把握や、現地踏査などを行った上で、史跡の保存活用・整備について方針を検討・提案する他、今後の課題と整備の進め方を整理する。委託期間は17年3月31日まで。
東京湾要塞跡は日本で初めての近代要塞史跡であり、全国的にも例がないことから、観光や教育への活用を視野に入れて、史跡を理解・体感することができ、実効性のある計画を検討する。
提供:建通新聞社