玉村町は、本年度の下水道整備事業の概要を明らかにした。管渠築造工事が17件、マンホールポンプの設置工が2件、文化センター周辺土地区画整理事業に関わる貯水池整備工が3件の計22件の工事を計画。いずれも上期中の発注を予定している。当初予算には、公共下水道事業工事費1億8200万円、特定環境保全公共下水道工事費3億7700万円をそれぞれ計上している。
管渠築造工事は◇福島◇下新田◇斎田◇箱石◇南玉◇川井◇飯倉◇五料◇下之宮−の9地区、L計5400mで計画。管種は、いずれもφ200oのリブ付き硬質塩化ビニール管、開削工法で敷設する。
福島地区では、3工区で工事を計画。当初予算には工事費6600万円を充てている。工事は、L337mとL511mを第1四半期に、L325mを第2四半期にいずれも指名競争入札で発注する。
下新田地区は、1カ所の工事へ1600万円を配分。L390mを敷設する。発注は、第1四半期に指名競争入札で行う。
斎田地区は、L154mとL300mの2工区へ3000万円を充てた。発注は、L154mを第1四半期に、L300mを第2四半期に指名競争入札でそれぞれ予定している。
箱石地区では、工事費2800万円で383mの工事を第1四半期に発注する。
南玉地区は、2工区で4800万円を計上。L459mとL246mの2工区に分割し、第1四半期に指名競争入札で発注する。
川井地区では、2工区で5600万円を配分している。工区は、L426mとL269mの2カ所で、いずれも第1四半期に発注する。
飯倉地区では、1カ所へ3800万円を配分。L193mを第1四半期に発注する。
五料地区では、L481mの工事を第1四半期に実施する。
下之宮地区では、L245mとL423mの2工区に分割し、第2四半期に発注する。
また、下之宮地区と五料地区の2地区では、管渠築造工事のほかに、マンホールポンプの新設を計画。下之宮地区は、φ65m規模のポンプ施設を2台、五料地区はφ100o規模のポンプ施設を2台それぞれ設置する。工事は、下之宮が指名競争入札で、五料が一般競争入札で第2四半期に発注する。
五料地区のマンホールポンプでは、L1250mで圧送管の敷設も実施する。工事は、飯倉五料地区でL1006m、川井地区でL251mを敷設する。管種はいずれも、φ150oのポリエチレン管を使用する。発注は、飯倉五料地区の工事は第2四半期に一般競争入札で、川井地区は第1四半期に指名競争入札を予定している。
このほか、枝線の築造工事を2〜3件計画しており、事業の進捗に合わせて実施する。
下水道の整備率は、2015年度末までで74・5%となっており、本年度の工事が完了するとさらに2〜3%進捗することとなる。残工事期間は8年程度を想定している。
文化センター周辺土地区画整理事業区域内では、貯水池の新設を計画。工事は、貯水池整備とポンプ施設の新設、貯水池の安全施設整備の3件を発注する。
3件の工事のうち、貯水池の新設と安全施設工事は6月末までに指名競争入札で、ポンプ施設の設置は6月から7月に一般競争入札でそれぞれ計画している。
貯水池はA2050u、許容水量は3000