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　高知県土木部は４月６日、２月補正予算計上分などを対象とした発注見通しを公表した。対象は１件の予定価格が２５０万円以上で、４月１日時点で入札契約方法、工期、工事場所、工事概要、発注時期が見込まれている工事。総数は２８５件で、このうち一般競争入札は１２６件。
　発注者別の件数は、安芸土木事務所が一般競争31件、指名競争28件、中央東土木事務所が一般競争22件、指名競争24件、高知土木事務所が一般競争20件、指名競争26件、随意契約１件、中央西土木事務所が一般競争18件、指名競争26件、須崎土木事務所が一般競争13件、指名競争24件、幡多土木事務所が一般競争22件、指名競争29件、住宅課が指名競争１件。
　一般競争のうち主な工事は、安芸土木では伊尾木海岸高潮対策（安芸市伊尾木）が４件でボックス改修、フラップゲート製作・設置、堤体補修延長７００�b、堤体補強延長50�b。国道４９３号（北川道路）道路改築（北川村和田）が２件、延長90�bと70�bの区間で路側大型ブロック工。佐喜浜港改修（地方）（室戸市佐喜浜町）で防波堤改良など。
　中央東土木では、十市前浜海岸高潮対策（南国市浜改田）が２件、堤防改良延長６００�bと４００�b。物部川河川災害復旧（香美市物部町別府）で延長55�b、大型ブロック５１３平方�b。本川大杉線の川崎橋（大川村下小南川）で支承交換２基、同線の上吉野川橋（土佐町古味〜境）で支承交換２基、落橋防止装置４基など。
　高知土木では、高知港海岸高潮対策（若松町地区）が２件。１件は土木一式で護岸延長１１７・７�bの上部工、鋼管矢板68本、もう１件はとび・土工で胸壁への鋼管杭圧入５本。堤防耐震補強は国分川（高知市若松町）、鏡川（同市中の島）、下田川（同市五台山）、介良川（同市五台山）、舟入川（同市大津で２件）で実施する。
　中央西土木では、宇佐漁港海岸高潮対策が３件でいずれも海岸堤工。天神ヶ谷川床上浸水対策特別緊急（いの町枝川）で橋梁下部工２基など。
　須崎土木では、国道１９７号社会資本整備総合交付金工事と同防災・安全交付金工事を発注、両工事とも施工場所は津野町高野で、概要は路側工延長80�b。国道４３９号防災・安全交付金工事は梼原町影野地で２件、延長50�bと40�bの大型ブロック積擁壁工など。
　幡多土木では、松田川地震高潮対策を宿毛市宿毛で３件、坂ノ下で２件発注、すべての工事で鋼矢板の打設と笠コンクリートの設置などを行う。秋丸佐賀線防災・安全交付金工事（黒潮町川奥）では延長４１４�bの道路改良で、土工、山留擁壁、路側場所打ち擁壁、路側ブロック積、ボックスカルバート工、舗装などを実施する。
　当初予算計上分を対象とした発注見通しは５月に公表する予定。

提供：建通新聞社