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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/04/11

【群馬】3校基本設計のプロポーザル公告

県教育委員会管理課は本年度、沼田特別支援学校と富岡・甘楽地区および吾妻地区の新高校整備に向けた基本・実施設計を進める。いずれも公募型プロポーザル方式で選定を行う予定で、基本設計業務を11日に公告した。新高校の基本設計では、最も評価された第1特定者と次点の第2特定者を選定。第1特定者が任意の地区、第2特定者は残りの地区の設計を行う。3校ともに来年度からの着工を予定する。
いずれの業務も参加資格は県内企業に限る。ヒアリング実施時期や履行期限を踏まえると、設計者の特定は5月下旬、契約締結は6月上旬ごろになるとみられる。2地区の新高校基本設計は、同じ選考過程を経るが、別々の企業に委託することとなる。
沼田特別支援学校は、高等部の新設や児童生徒の増加による教室不足解消、既存施設の老朽化対策を目的に、小中高一体の校舎を建設する。新校舎はS造3階建てを想定。建設地は、沼田東小学校敷地内で、既存の沼田特別支援学校校舎や学童保育所などを解体し、その跡地に整備する。渡り廊下を整備して、同小学校体育館を利用する動線を確保する。新校舎とは別に、仮設プレハブ校舎(S造2階建て想定)も整備する。本年度予算には9001万円の設計費を計上しており、このうち基本設計は3000万円程度を見込んでいる。
富岡・甘楽地区の新高校は、現富岡高校の敷地に整備する。既存の格技場や弓道場、理科棟を解体し、その跡地に校舎を新築、エレベーターも設置する。さらに、校庭の南東側に弓道場を建設する。
このほか、既存教室棟の改修や管理棟の増築・改修も実施する。本年度予算のうち設計費は7541万8000円で、このうち基本設計は2500万円程度を想定している。
吾妻地区の新高校は、現中之条高校に整備。体育館北側にエレベーターを備えた新校舎を建設。既存校舎でもトイレやエレベーターの増築や改修工事を実施する。本年度予算の設計費は8100万円で、基本設計は2400万円程度を見込む。
いずれも本年度内に基本・実施設計をまとめる。2017年度から工事着手し、新高校は18年4月、沼田特別支援学校は19年4月の開校を予定している。