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建通新聞社(中部)
2016/04/18

【三重】北勢広域防災拠点、16年度は備蓄倉庫建築など 三重県

三重県防災対策部は、「北勢広域防災拠点整備事業」について、2016年度に側溝や調整池関連の土木構造物工事、備蓄倉庫建築、無線設備工事に着手する計画だ。当初予算には8億8511万円を計上している。備蓄倉庫建築工事は、県土整備部営繕課に執行委任して発注する予定。造成工事は15年度に2分割で発注し、2カ年で進めている。17年度に全体の舗装工事、資機材整備を行い、トラックバースや待機スペースなどを配置し、17年度末に完了する予定。
 備蓄倉庫の計画規模は、鉄骨造2階建て延べ2070平方b。応急復旧用資機材などを備蓄する。備蓄倉庫内には、会議スペース、休憩室も配置する。設備面では、自家発電設備(燃料槽含む)、太陽光発電設備(蓄電池含む)、防災通信ネットワーク設備なども備える。詳細設計は前野建築設計(津市)が担当。
 整備対象地区は、四日市市中村町の東名阪自動車道・四日市東インターチェンジに隣接した敷地。県道上海老茂福線(都計道・富田山城線)沿い南側の県有地。全体面積は約2万3500平方b。同拠点は、北勢地域における災害時の災害対策活動などの拠点の役割とともに、県外部隊や救援物資などの受け入れ・調整、他の広域防災拠点の後方支援を行う。
 当初予定していたヘリポートの設置予定位置には、四日市市が「北部消防分署」(仮称)を17〜18年度の2カ年で新設する計画で、同施設の屋上にヘリポートを整備する。ヘリポートと地上をエレベーターで結び、資材の運搬を行う計画。

提供:建通新聞社