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　美浜町が、廃校となった旧丹生小学校で改修整備を進める「町エネルギー環境教育体験施設（仮称）」のうち、グラウンド部分の実施設計がまとまり、このほど整備建設検討委員会に建設・展示・屋外付帯工事の内容が示された。
　計画によると、これまで未着手だったグラウンド部分に昔体験農家、渡り廊下棟、屋外便所棟（Ｗ造平屋建て約１２９平方メートル）、バッテリーカーメンテナンス倉庫棟（Ｓ造平屋建て約５０平方メートル）が新築整備される。
　昔体験農家は、電気のない時代の暮らしを体験できる農家を整備し、電気の有用性や自然エネルギーの扱い方を学ぶプログラムを提供し、学校だけでなく一般にも幅広く利活用できる展示とする。現在建設中の体験学習棟と渡り廊下で接続する計画。
　また、２人乗りのバッテリカーを４台整備するほか、児童の目が届きやすい部分に電柱と送電の仕組みがわかる実寸大電柱模型（本物の約半分の高さ）、バッテリーカー周回コース、青空広場、一般来館者駐車場などを設ける。
　当初予算には工事費４億８４７６万４０００円が計上されている。
　設計は、あい・トータルメディア・山口設計共同体が担当。
　１７年４月の開館を目指す。