福井県は「一乗谷朝倉氏遺跡博物館(仮称)」の整備で、新館と位置づける展示・ガイダンス棟の建築基本設計を委託するにあたり、公募型プロポーザル方式を採用する方針を固めた。
審査委員の人選はこれからで、プロポの開催時期についても未定。
基本計画によると、博物館は新館と旧館(調査・研究、収蔵棟)で構成され、旧館は、現在の資料館および隣接する県埋蔵文化財調査センターを改修して設置。一方、新館は資料館の西側隣地に建設する。
新館は2階建て延べ5102平方メートルとし、20年夏の開館が目標。整備要件は▽貴重な文化財の収蔵・展示にふさわしい施設▽誰もが利用しやすい安全で快適な施設▽スムーズな動線などに考慮した施設の配置▽特別史跡一乗谷朝倉氏遺跡と美しい自然に調和した施設▽効果的、効率的な運営ができる施設▽施設運営面におけるコスト削減の追求|となっている。