刈谷市は、2016年度から2カ年で総事業費27億6013万円を投じ、「第一学校給食センター」を小垣江東小学校の敷地内に移転新築する。6月議会承認案件として4月に一般競争入札で建築工事、電気工事、管工事に分けて公告する見通し。当初予算には、16年度の事業費10億4513万円を計上するとともに、総事業費は16〜17年度の継続費として設定した。17年9月の稼働を目指す。
新給食センターの規模は、鉄骨造2階建て延べ4750平方b。ドライシステムを採用。同校に併設を計画している特別支援学校の生徒に合わせた給食など、特別食やアレルギー対応の調理が可能になる。通常時は市内の幼稚園、小学校、中学校の8000食を調理。最大で1万食の調理可能な施設を整備する。
このほか、食育を目的とした見学通路を2階に設ける計画だ。同市では新給食センターの稼働後、既存の第一給食センター(神田町2ノ3ノ8)を、17年9月以降に解体する計画。解体後の跡地利用として、住吉幼稚園の移転新築を計画している。
設計は加藤建築事務所(刈谷市)が担当した。所在地は小垣江町白沢36。
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建通新聞社