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大分建設新聞社
2016/04/08

【大分】旧市庁舎跡を公園に、豊後高田市 

 豊後高田市は、市内中心部の市役所旧庁舎と市役所新庁舎内に移転した、県農協豊後高田支店の建物を解体し、跡地に公園と健康増進施設を建設する。また、昭和の町展示館裏の市有地に、昭和の時代の路地裏をイメージした、迷路を造り、市民の健康づくりと観光客集客の両面で魅力ある街づくりを目指す。玉津プラチナ通り元気いっぱい事業に続く、昭和の町周辺のにぎわい創出の事業だ。
 ▽市役所旧庁舎跡地などの利用計画=3月末までに公園の基本設計と実施設計を潟Iオバ大分営業所の手で終えた。5月頃に旧市庁舎解体工事を、29年6月頃に公園の新設工事をそれぞれ発注する予定。
 公園の広さは約9000平方bで、28年度当初予算に約1億3000万円の旧庁舎解体工事費を計上。また、新市庁舎に移転した農協支店の跡は、旧庁舎北側にあり、敷地面積は約4000平方b、建物はRC造3階建て延べ約1488平方b。新年度当初予算に同支店跡の土地購入費6747万6000円を計上している。28年度中に建物の解体工事実施設計を発注する予定。
 新設の公園と健康増進施設計画地は、市が高齢者の健康づくりに力を入れている玉津地区に近い。健康に特化した遊具やジョギングコースなどを設ける。新設の公園とは別の、昭和の町近くの中央公園は、若い世代や子供らが健康増進のために利用できるようにする。
 ▽昭和の町展示館裏の市有地に誘客施設を計画=敷地面積約270平方bの市有地(空き地)に、板塀や昔ながらのホーロー看板などを設けて、昭和のイメージを演出した、本格的な迷路を建設する。事業費は約2000万円(うち建設費1700万円)で、国の社会資本整備総合交付金800万円を利用する予定。
 計画では、28年5月頃に設計を、7月頃に工事を発注する。また、昭和の町では、旧大分銀行跡地に誘客施設建設を検討中で、同じく空き店舗の井ノ口マーケットへの出店者(チャレンジショップ)を募集する。

提供:大分建設新聞社