トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

西日本建設新聞社
2016/04/07

【熊本】債務負担40億を設定 宇城広域連合の汚泥再生処理センター

 汚泥再生処理センター建設を計画している宇城広域連合は、平成28年度当初予算に、実施設計と工事費の債務負担行為を設定した。限度額は40億1328万円(29〜32年度)。業者は、実施設計と施工業者を一括して総合評価方式で選定する考えで、5月頃に公告する。
 同センターは、老朽化した浄化センター(宇土市松原町)の更新施設として整備する。建設地は浄化センター敷地内。管内の宇土市、宇城市、下益城郡美里町のし尿や浄化槽汚泥などを処理し、資源化する。
 処理方式は、高負荷脱窒素処理方式を採用。コンパクトで河川・環境への負荷を軽減できることと、ランニングコスト・イニシャルコストなどをトータルで考慮し決定した。処理能力は日最大98`g。再生エネルギーは、ごみを処理する際の助燃剤として活用する。基本設計は日本環境衛生センターに委託し、29年3月20日をめどに進めている。
 業者選定作業については、5月頃に公告し、9〜10月頃に技術提案書の提出を求める。29年5月頃に入札を行い、技術提案の評価点と入札金額を総合的に見て業者を決定する。
 工事のスケジュールは、31年度末までに完了させ、32年4月1日から供用開始する。32年度は、浄化センターの解体を予定している。

提供:西日本建設新聞社