日刊建設工業新聞
2016/04/06
【鳥取】生コン出荷15年度累計は12%減少
県生コンクリート工業組合に加盟する29社20工場が3月に出荷した生コンクリートの総量は3万5320立方bで、前年同期に比べ1・7%増加した。3月期の出荷量が明らかとなったことで、2015年度1年間の出荷総量が出揃ったが、県内全体では41万2163立方bで、前年度実績の46万7971立方bを大幅に下回る対前年度比88・1%の水準にとどまった。また、15年度で前年実績を上回ったのは15年4月以来でわずか2カ月だった。
組合がとりまとめた組合員工場の3月の地区別出荷実績は、東部地区(10社10工場)が1万8237立方bで対前年比110・3%、中部地区(7社4工場)が5093立方bで同78・1%、西部地区(12社6工場)が1万1990立方bで同102・6%。中部地区で前年実績を下回ったが、東部地区と西部地区は上回った。西部地区が前年実績を上回るのは15年度で初めて。
また、15年度の累計は、県下全体が41万2163立方bで対前年比11・9%の減少。東部地区は21万3963立方bで99・5%、中部地区は6万8313立方bで88・2%、西部地区は12万9887立方bで74%と3地区とも前年実績を下回った。特に、西部地区は大幅に落ち込んだ。