朝日町は、朝日消防署新庁舎新築工事について第1四半期に発注すると、1日公表の16年度公共工事発注計画で示した。設計作業がやや遅れているものの、7月着工に向け、4月下旬にも入札公告し、町議会6月定例会での請負承認を目指す。今後、工種分けなど詳細を詰めていく。
町役場東側の町有地約5000平方メートルにS造2階建て延べ1447・15平方メートルで建て、役場庁舎とは渡り廊下で連絡する。1階(1039・80平方メートル)に車庫や事務室、通信室、食堂、消防団室、出動準備室、車両資材庫・倉庫など、2階(407・35平方メートル)には会議室・研修室や仮眠室、トレーニング室などを配する。敷地内には訓練塔(276・00平方メートル)や防火水槽(100トン)も設ける。
設計担当はプロポーザルで特定した創建築事務所。17年秋の完成を目指す。16年度当初予算で2カ年継続費7億9174万円(16年度支出3億3651万5000円)を設定している。
現消防庁舎(東草野1608)はRC造3階建て塔屋付き延べ848平方メートルで、旧耐震基準の1977年に建てられ、老朽化が著しい上に事務室や車庫のスペースが手狭となっている。