刈谷市は、2016年度から2カ年で刈谷東中学校を改築する計画だ。6月議会承認案件として4月に一般競争入札で建築工事、電気工事、管工事に分けて公告する。当初予算には16年度の事業費6億1000万円とともに、16〜17年度の継続費として総事業費15億3900万を設定した。
同事業は、同校の中校舎と南校舎を対象に、施設の老朽化対策として建て替える。新校舎の規模は、鉄筋コンクリート造2階建て延べ4120平方b。合わせて、既設の北校舎から連絡する延長約30bの渡り廊下を新設する。17年8月末の完成を目指す。
建設地は、敷地内で現在のテニスコート部分。新校舎建設後に中校舎と南校舎を解体し、あらためてテニスコートを整備する計画だ。解体する中校舎の規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ1988平方b。南校舎の規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ1585平方b。
2校舎は、いずれも老朽化が顕著で、築後60年を経過する部分もある。同市の耐力度調査では危険建物と診断された。災害時の避難場所となることから、安全面の向上などを目的に改築する方針を打ち出した。
設計はアール・アイ・エー名古屋支社(名古屋市中村区)が担当。
所在地は山池町1ノ201。
提供:
建通新聞社