大分河川国道事務所は、国道10号の宇佐神宮入口交差点改良(27年9月27日完成)の整備効果を発表した。
県内で初めてビッグデータ(ETC2・0対応車載器から、急ブレーキや急ハンドルなどが発生した場所や危険度のデータを収集)を分析、危険な運転の減少などが数値的に明らかになった。
宇佐神宮交差点では、22年からの4年間で交通事故が9件発生していた。
これは右折レーンがなく、右折車両待ちによる追突事故(6件)や右折時の事故(2件)によるもの。
また、歩道が狭くすれ違いが困難で安全に歩行できず、水たまりができる箇所もあった(人対車の事故1件)。
右折レーンを整備したことで右折待ちの車が減り、直進車両の急ブレーキが約3割(整備前後で100台あたり2・7件から1・9件に)減少した。
さらに、直進車両の交差点通過速度が時速約6`向上し、快適な走行が可能になった。
また、歩道を拡幅(2・5b)したことで、「以前より自転車との接触が少なくなり、安全に通行できるようになった」「登下校時に児童が安心して通行できるようになった」との地元住民の声や学校ヒアリング結果が出ている。
提供:
大分建設新聞社