日本工業経済新聞社(群馬)
2016/04/04
【群馬】伊勢崎市が本年度の公営住宅長寿命化計画を公表
公営住宅等長寿命化計画の一環で伊勢崎市は本年度、茂呂住宅で2棟の新築工事を計画。山王住宅と太田住宅、昭和住宅では改修工事を予定している。茂呂住宅の新築工事は、第2四半期に発注を計画している。3住宅の改修は、いずれも秋口までに工事を発注する。当初予算には、茂呂住宅建設事業工事費1億8567万4000円、改修工事費1億7837万2000円をそれぞれ計上した。
茂呂住宅は、老朽化などから建て替えを推進。これまでにA棟からF棟までの6棟を建設している。本年度は、W造2階建て、延べ床面積254・6u規模のG棟とH棟の建設を予定している。設計は、東和建築設計事務所(伊勢崎市)が作成した。前年度と同様ならば、2棟まとめて建築、電気設備、機械設備の3件に分割しての工事発注となりそうだ。
また、老朽化した現施設の解体も予定しており、退去者の状況を見ながら解体する棟数を決める。工事は、秋以降の発注を予定している。
山王住宅はRC造4階建て、延べ床面積1400〜2150uが10棟、同2階建ての延べ床面積550u程度が1棟の、計11棟から成っている。
改修工事は、供用部分の排水管の改修と外壁のクラック補修および再塗装を行う。対象となる棟はこれから詰めていくが、2棟程度での実施を計画している。
太田住宅は、壁式RC造3階建て、延べ床面積1600u程度が5棟の構成となっている。改修工事では、空き家を対象に内装の改修と間取りの変更を行う。工事を行う戸数は、これから内部で作成する設計の中で検討する。
昭和住宅は、RC造4階建て、延べ床面積1770uの1棟のみ。同棟では、外壁の改修と外断熱の対策を行うほか、防水シートなども改修する予定だ。