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建通新聞社(静岡)
2016/04/04

【静岡】静岡市 歴史文化施設の基本計画をまとめる

 静岡市は3月30日、歴史文化施設の基本計画をまとめた。2016年度は、測量、境界測定を行うとともに、民間との複合施設化への手法について検討を進める。測量、境界測定は4月にも、複合化検討業務は、第1四半期にも発注する。
 市では、15年5月から12月までに4回にわたる検討委員会を実施、パブリックコメントの意見などを盛り込み、基本計画を策定した。建設地は静岡市葵区追手町4ノ16の旧青葉小跡地5000平方b。施設は、「歴史文化のまちづくり」という市政方針に基づき、歴史探究、地域学習、観光交流という3つの視点を展示エリア、市民交流エリア、ビジターセンターエリアに反映させる。
 展示は、徳川家康を展示の柱とし、今川氏や東海道の交流をテーマ展示とする。展示エリアには、常設展示、企画展示に加え、地域学習展示室を設ける。市民交流エリアでは家康公研究室や市民活動室などを置く。ビジターセンターエリアには、歴史体感室やカフェ、ショップなどを配置し、観光客向けに工夫する。
 施設機能は、展示エリア1350平方b、ビジターセンターエリア1150平方b、市民交流エリア580平方b、収蔵エリア1210平方b、管理運営エリア410平方b、その他300平方b。
 16年度は民間との複合施設化の手法を検討する。17年度に運営計画を取りまとめて設計に着手、既存施設の解体、発掘調査などを行う。建築設計と展示設計は17〜18年度、建設工事は19〜20年度に予定、21年度開館を目指す。
 なお、民間施設としては、商業施設やビジネスホテルなど諸案が挙がっている。


提供:建通新聞社
(2016/4/4)

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