愛媛県は、学校施設耐震化として2016年度当初予算に62億3400万円を盛り込むとともに、債務負担行為として50億3400万円(限度額)を設定し、17棟の改築や5棟の耐震補強、来年度整備のための設計委託などを行うほか、非構造部材の耐震対策に10校を予定している。また今治工業高校に造船コースを新設するための実習棟新築に3億3700万円を計上した。
今治工業高校の実習棟新築は、第6教棟と第7教棟との間に既存の駐輪場など一部施設を解体し建設する。
規模は鉄骨造平屋725平方bで船舶機械工作実習室、船舶機械工作木工実習室、溶接・塑性加工実習室や屋上作業場を配するほか、渡り廊下(鉄骨造平屋60平方b)を建設。設計は日企設計(松山市)が担当した。場所は今治市河南町。
【改築】
16年度に改築を行うのは16校17棟で次の通り。
▽新居浜商業高校本館改築(新居浜市瀬戸町)−鉄筋コンクリート一部木造3階建て延べ1970平方b。設計はシアテック(新居浜市)が担当
▽今治西高校武道場・部室改築(今治市中日吉町)−鉄骨鉄筋コンクリート一部木造2階建て延べ1056平方b。設計は宏朋(西条市)が担当
▽今治西高校部室改築(今治市中日吉町)−鉄筋コンクリート一部木造2階建て延べ269平方b。設計は宏朋(西条市)が担当
▽弓削高校体育館改築(上島町弓削)−木造平屋745平方b。設計は大建設計工務(松山市)が担当
▽松山南高校部室改築(松山市末広町)−木一部鉄骨造2階建て延べ200平方b
▽松山北高校特別教棟改築(松山市文京町)−鉄筋コンクリート造4階建て延べ2518平方b。設計は大野建築構造事務所(松山市)が担当
▽松山工業高校本館改築(松山市真砂町)−鉄筋コンクリート造4階建て延べ2573平方b。設計は鳳建築設計事務所(松山市)が担当
▽松山商業高校体育館改築(松山市旭町)−鉄筋コンクリート一部鉄骨造3階建て延べ2876平方b。設計は新企画設計(松山市)が担当
▽東温高校普通教棟改築(東温市志津川)−鉄筋コンクリート造4階建て延べ2862平方b。設計は新企画設計(松山市)が担当
▽上浮穴高校体育館改築(久万高原町上野尻)−木造平屋864平方b。設計は連合企画設計(松山市)が担当
▽小田高校体育館・武道場改築(内子町寺村)−鉄筋コンクリート一部木造2階建て延べ1368平方b。設計は堀建築研究所(西予市)が担当
▽大洲農業高校特別教棟改築(大洲市東大洲)−鉄骨造平屋279平方b。設計は根津設計(松山市)が担当
▽長浜高校特別教棟改築(大洲市長浜)−鉄筋コンクリート造3階建て延べ1312平方b。設計は連合企画設計(松山市)が担当
▽宇和島東高校武道場改築(宇和島市文京町)−木造平屋294平方b。設計は都市空間設計(大洲市)が担当
▽宇和島水産高校特別教棟改築(宇和島市明倫町)−鉄筋コンクリート造3階建て延べ956平方b。設計は堀建築研究所(西予市)が担当
▽吉田高校特別教棟改築(宇和島市吉田町)−鉄筋コンクリート造4階建て延べ1312平方b。設計は鳳建築設計事務所(松山市)が担当
▽宇和島南中等教育学校部室改築(宇和島市文京町)−木一部鉄骨造2階建て延べ403平方b。設計は都市空間設計(大洲市)が担当
【耐震改修】
2016年度に耐震改修を行うのは3校5棟で次の通り。
▽今治北高校大三島分校本館耐震改修(今治市大三島町)−鉄筋コンクリート造3階建て延べ1738平方b。設計は鳳建築設計事務所(松山市)が担当。
▽今治北高校大三島分校体育館耐震改修(今治市大三島町)−鉄骨造平屋962平方b。設計は鳳建築設計事務所(松山市)が担当。
▽今治北高校大三島分校武道館耐震改修(今治市大三島町)−鉄骨造平屋322平方b。設計は鳳建築設計事務所(松山市)が担当。
▽北宇和高校特別教棟耐震改修(鬼北町)−鉄筋コンクリート・鉄骨造2階建て延べ738平方b。設計はK建築設計事務所(宇和島市)が担当。
▽宇和島水産高校寄宿舎耐震改修(宇和島市坂下津)−鉄筋コンクリート造3階建て延べ907平方b。設計はK建築設計事務所(宇和島市)が担当。
【既設校舎撤去】
既設校舎の撤去を行うのは4校4棟で次の通り。
▽川之江高校武道場既設校舎撤去(四国中央市川之江町)−鉄骨造3階建て延べ1578平方b
▽三島高校武道場既設校舎撤去(四国中央市三島中央)−木造2階建て延べ847平方b
▽津島高校武道場既設校舎撤去(宇和島市津島町)−木造平屋516平方b
▽みなら特別支援学校普通教棟既設校舎撤去(東温市見奈良)−鉄筋コンクリート造平屋571平方b
【改築設計】
来年度の整備に向けて改築設計を外注するのは8校8棟で次の通り(計画規模は規格上の最大面積)。
▽川之江高校武道場改築(四国中央市川之江町)−鉄筋コンクリート一部木造2階建て延べ990平方b(最大)
▽三島高校武道場改築(四国中央市三島中央)−鉄筋コンクリート一部木造2階建て延べ786平方b(最大)
▽土居高校部室改築(四国中央市土居町)−木造2階建て延べ107平方b(最大)
▽新居浜西高校部室改築(新居浜市宮西町)−木造2階建て延べ539平方b(最大)
▽伊予農業高校特別教棟改築(伊予市下吾川)−鉄骨造2階建て延べ190平方b(最大)
▽大洲農業高校特別教棟改築(大洲市東大洲)−鉄骨造平屋190平方b(最大)
▽内子高校部室改築(内子町内子)−木造2階建て延べ200平方b(最大)
▽松山西中等教育学校部室改築(松山市久万ノ台)−木造2階建て延べ493平方b(最大)
【解体設計】
既存施設を解体するため解体設計を行うのは3校3棟で次の通り。
▽東温高校特別教棟解体(東温市志津川)−鉄筋コンクリート造3階建て延べ1026平方b
▽吉田高校特別教棟解体(宇和島市吉田町)−鉄筋コンクリート造4階建て延べ552平方b
▽津島高校武道場解体(宇和島市津島町)−木造平屋515平方b
提供:建通新聞社