インターネット広告代理店のメディックス(東京都千代田区 水野昌広代表取締役)は3月31日、長岡市内に循環型データセンターを計画していることを明らかにした。
同日に行われた泉田裕彦知事への新会社データドック(同 宇佐美浩一代表取締役社長)設立に係る表敬訪問の中で述べたもの。外気冷房と雪氷冷房を導入し、サーバを冷却するための電気冷房を全く使わないことが最大の特徴。「外気と雪氷冷房による大幅な消費電力削減」と「廃棄エネルギー活用」の併用を提案・実現するデータセンターは前例が無いことから、世界初の超高性能施設として期待されている。
第1段階では、長岡市内の敷地内にサーバラック500台分が入る施設を整備する。第2段階では2000台分、最終的には5000台分の整備を想定。事業が順調に推移した場合、新潟市内での設置も視野に入れているという。総投資額では40から50億円を見込む。
施工者については、夏ごろに同種施設建設の実績を持つ事業者によるコンペを行う見通しだ。17年4月の着工、11月の竣工を予定している。
概略設計はNCRI(東京都港区)が担当。
泉田知事は「次世代の架け橋になると期待している」とコメントした。