久山港埋立地に計画 サブ球場は16年度設計 17年度着工 現市営野球場の老朽化に伴い、久山港埋立地に新たに建設を計画している諫早市は、早ければ2016年秋頃、メーン野球場の建築工事に着手する予定だ。以降、17年度には、サブ野球場(多目的広場)の着工も計画している。
市スポーツ振興課によると、メーン野球場は両翼100b、中堅120bで、収容人数7000人規模。市は現時点で、内野約2700人、外野約4300人とする方向。内野はクレイ舗装、外野は人工芝を計画。県内の市営野球場では初となるエレベーター1基を設置。ほか、駐車場約600台分を整備する。
幕はトラスで組む鋼板。ナイター設備は計画に入っていない。ほかの電気設備はLEDを採り入れ、ランニングコストを抑える。また市は当初、オーロラビジョンの導入を検討したが、かなりのコストがかかるとして断念。バックスクリーン付きスコアボードを整備することを決めた。
メーン野球場の詳細設計は鰹シ林建築設計事務所が担当し、今春中に終える見通し。メーン野球場は17年度に完成する予定だ。
なお、サブ野球場に関しては、16年度中に道路や排水施設など残りの敷地を対象として詳細設計を外注。サブ野球場はメーン野球場と同等の規模で、17年度に着工。市は18年度に全体施設の完成を目指す。
市はスポーツ振興のほか、交流人口拡大に向け、新野球場建設に意欲を示している。