JA新潟中央会、JA新潟厚生連らJAグループの合同臨時総会が30日、新潟市中央区のJA新潟ビルで開かれ、16年度の事業計画などについて審議した=写真。
病院機能別医療の推進では、中条第二病院(十日町市)について、中条病院の廃止に伴い、外来機能や介護老人保健施設・訪問介護ステーションなどの付属施設を統合。施設の老朽化が顕著なことから、精神医療を軸とした新病院建設の準備を進める。村上総合病院は、新病院建設に向けて地元JA、行政、県などの支援体制の確保など、具体的な条件整備を進める方針だ。
施設整備計画では、14年度からの3カ年で計画する魚沼病院新築工事を推進。16年度分の事業費は77億5400万円(設計監理料含む)。17年4月の開院を目指し調整を進めるとともに、病院機能の整備を図る。また、柏崎総合医療センターの放射線防護対策工事として、原子力災害に備え非常用自家発電機および陽圧浄化装置などの設置に取り組む。事業費には2億4950万円を見込む。
施設別の事業内容は以下の通り。
▽糸魚川総合病院
・医療用コンプレッサー更新工事他 1390万円
▽けいなん総合病院
・ボイラー更新工事 780万円
▽中条第二病院
・非常用発電機工事他 3270万円
▽長岡中央綜合病院
・院内保育所新築工事 3100万円
▽三条総合病院
・空調設備更新工事 4695万円
▽新潟医療センター
・外来改修工事 3650万円
▽豊栄病院
・冷暖房機更新工事他 2150万円
▽瀬波病院
・吸引管配管工事 410万円
▽真野みずほ病院
・屋上防水工事 1150万円
▽老健さど
・空調設備更新他 732万円