社会福祉法人博愛会(大分市、釘宮卓司理事長)が、竹田市久住町栢木に建設していた、養護老人ホーム久住高原南山荘(浅倉文親施設長)が完成。26日、現地で落成式をした。
同市吉田の旧南山荘は、老朽化したため、市は、施設を民間移管して建て替える計画を立て、26年6月に同法人に移管した。新南山荘は、W造平屋建て2382・81平方bで、入所者60人の居室を3棟に分けた連棟建築。各棟に集会所と台所、風呂場を設けた。
一人部屋54室、二人部屋2室、夫婦部屋1室、予備室4室などを設け、旧南山荘の入所者60人が移る。玄関のみRC造一部2階建てにし、非常時には地域住民も2階の多目的ホールなどを利用できる。総事業費は約6億円(市が2億円、県が1億3110万円を補助)。4月1日に開所する。
式には、博愛会関係者のほか、首藤勝次市長、県、市、地域や施工業者など約100人が出席。釘宮理事長が「42年前に久住町に障がい者施設を設けた。この南山荘を中心に、この町に元気を取り戻したい。隣接の給食センターで作った料理は、コロニー久住やパルクラブにも提供。また非常時には、地域の皆さんにもこの施設を利用してもらえるよう、医療や福祉を充実させたい」とあいさつ。
釘宮理事長が設計・監理の佐藤勤也さとう設・工一級建築士事務所主宰、建築の佐藤俊治褐F野建設社長、設備の佐藤総一協栄工業且ミ長、電気の土谷逸郎鞄y谷電気社長に感謝状を手渡し、河野正雄熊野建設工事事務所所長に記念品を贈呈。代表して、設計の佐藤主宰が謝辞。首藤市長や土居昌弘県議、前田耕作県福祉課長、坂梨宏之進市議会議長が来賓あいさつした。
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大分建設新聞社