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北陸工業新聞社
2016/03/29

【新潟】最優秀者は石本・千葉JV/魚沼市新庁舎設計プロポ

 魚沼市の大平悦子市長は28日、市役所小出庁舎で記者会見を開き、選定を進めていた「魚沼市新庁舎建設基本設計公募型プロポーザル」について、石本建築事務所・千葉学建築計画事務所JVを最優秀者に決定し、設計業務委託候補者としたと発表した。
 冒頭、選定委員会の小林正美委員長(明治大学理工学部建築学科教授)が審査の経過を説明。「デザインより環境との調和を重視した」とし、▽スケール、ボリューム、周辺施設との連携▽敷地の高低差、住宅地、公園との関係への配慮▽夜間や冬期における安全で暖かな環境下での市民活動のスペース確保−の3点を重視し審査を進めた結果、同JVが5者の中で最も優れていた、と述べた。次点の優秀者には「魚沼の新たな中心となる大きな部屋」を提案したSALHAUSを選定した。
 大平市長は、選定結果について「市民の関心が高い。将来を考えた場合、庁舎が中心となり新たな魚沼市が展開されることに期待している」とコメントした。
 新庁舎は、北部公民館に隣接する市有地とその周辺(小出島地内)を予定地とし、4階建て延べ1万平方メートル規模で計画。概算事業費に53億3000万円を見込む。順調に行けば、17年度第2四半期をめどに建設工事に着手。19年10月の完成を目指す。

hokuriku