安城市は、2016年度の新規事業として保健センターの全面改修を計画しており、4月にも建築工事、電気工事、管工事に分けて発注する見通しだ。当初予算には工事費6億2000万円を計上。建築工事、電気工事は議会承認を経て着手する予定で、17年2月末の竣工を目指す。
計画では、施設全体の内外装、空調設備、給排水設備、LED化を含む電気設備などを対象に全面改修する。1階には相談エリアや隔離室を新設するほか、既設の休日夜間急病診療所をプライバシーに配慮したスペースに改修する。3階では乳幼児健診エリアを土足禁止フロアに改修する。
設計は岬建築事務所名古屋事務所(名古屋市中区)が担当。工事期間中は第2・3駐車場に設置した仮設診療所(プレハブ方式)に一部機能を移転する。保健センターの規模は、鉄筋コンクリート造3階一部4階建て延べ3006平方b。1987年竣工。所在地は横山町下毛賀知106ノ1。
同計画は、保健センターの事業内容変更や老朽化に伴う施設全体の機能低下を改善することが目的。17年2月末の工事完了後、3月に関連備品の納入を行う予定で、当初予算には関連備品購入費として3470万円を計上した。
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建通新聞社