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　県のリニア環境未来都市検討委員会が28日に開かれ、県が検討内容の素案を示した。素案では、駅周辺に観光・交流施設や公園、駐車場、産業施設などを配置。駅近郊には、リニア通勤者の住宅や進出企業、商業施設などを想定している。
　整備想定施設としては、観光交流機能では総合案内コーナー、展望デッキ、レストラン・カフェ、イベントホールなど。配置については、施設が建ち並ぶ「一体配置」と分散して配置する「分散配置」の両案を提示した。
　憩い・交流機能については、緑化や調整池などを活用した水辺などにより、緑と水と太陽を満喫できる空間などの公園施設。
　交通結節機能については、駅北側にパーク＆ライド駐車場や駅前広場などを、駅南側は公共交通の駅前広場を配置。電気自動車や燃料電気自動車などの充電スタンド・燃料ステーションなどの整備も掲げた。
　産業振興機能については、起業を誘導するインキュベーションセンターや研究センター、情報発信を行うイベント広場などを想定。
　一方、リニア駅近郊（駅から約４�q範囲）については、リニア通勤者の住宅や進出企業の施設、各種サービスを提供する業務施設や商業施設、リニアを活用した交流施設などについて、地域特性を生かしながら立地を誘発する。