金沢市は新年度、老朽化が著しい森山町小学校(森山2丁目13番50号)の校舎改築に向け、実施設計業務に着手する。
整備計画によると、新校舎はRC造3階建て延べ約5600平方メートル(耐火建築物)。教室棟、特別教室棟、管理室棟で構成し、現校地内(敷地面積1万2042平方メートル)で建て替える。また、屋内運動場棟(RC造一部S造2階建て延べ1229平方メートル)は耐震補強工事を実施済みで、既存施設を継続使用する。
市では、5月下旬をめどに建築・設備基本設計を完了させ、引き続き、実施設計や地質調査業務などを進めていく。新年度当初予算には森山町小学校校舎改築事業費7090万円を計上した。
建築基本設計は土倉建築事務所(金沢市寺地2丁目)、設備基本設計は浦設備研究所(同市本多町3丁目)が担当。
なお、森山町小の既存校舎棟は1956(昭和31)年に建設され、築後50年以上が経過。市内の学校施設の中では最も古く、耐震化が急務となっている。