建て替えが計画されている大竹座ビル(新潟市中央区古町8番町)の計画案によると、18階建て延べ約1万1000平方メートルで1階から3階にテナント、4階以上に分譲用の共同住宅が検討されている。
22日に地元説明会が開かれ、計画案が示された。事業主体は大竹座ビル開発。1972年に建設された現施設は地上8階地下1階建て延べ約8000平方メートルで、老朽化に加え新耐震基準を満たしていない状況。耐震補強が物理的に困難ことから、まちなか居住人口の増進をメーンに複合ビルに建て替える計画。新たな建物の1階にはコンビニ・薬局、2階ににぎわい創出広場・フードコート、3階に医院3科目程度、4階から18階に分譲マンション約90戸を予定。
16年度はテナント退去および基本・実施設計、解体工事に着手したい意向。新潟市の16年度当初予算には、民間事業者が行う建築設計、建築物除却費を国とともに一部助成する「古町通8番町地区まちなか再生建築物等整備事業」として、2億9600万円が計上。建設工事には2カ年程度を見込んでいる。施工者はまだ決まっていないもよう。