トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建設経済新聞社
2016/03/28

【京都】警察本部新庁舎は2万7667u 29年1月初め着工で計画

 京都府警察本部は、京都市上京区に計画の警察本部新庁舎について、29年1月初め頃に着工する考え。完成は32年3月31日の予定。
 28年度当初予算には警察本部庁舎建設費として1億7000万円を計上するとともに、限度額130億8900万円の債務負担を設定した(合計132億5900万円)。
 新庁舎は中間免震構造を採用。地下部分はSRC造・RC造、地上部分はS造となる。規模は地下2階地上6階建、延2万7667・14u(建築面積4234・91u)。建築物の高さは24・770m(塔屋の高さは27・910m)。階段状のデザインとする《=完成イメージ》。用途は合同庁舎、自動車車庫。
 警察本部本館及び別館は耐震性が十分でなく、かつ狭隘化、老朽化が進んでおり、本館及び別館、京都リサーチパーク等に分散している警察本部機能を集約するとともに、災害発生時の拠点施設としての機能を併せ持つ新庁舎を建設する計画。
 整備スケジュール予定によると、28〜29年度は埋蔵文化財調査、並行して28〜31年度に新庁舎建設工事を行う。
 建設予定地は本館の北側に位置する京都市上京区下長者町通新町西入藪ノ内町42(中立売庁舎跡及び西側府庁敷地で敷地面積は4万1676・32u)《=写真=》。
 府警は新庁舎について、25年度に基本構想を東畑建築事務所(大阪市中央区)で策定。26年度に新庁舎建設工事基本・実施設計コンペを行い、久米設計大阪支社(大阪市西区)に決め、26年12月16日に3億0240万円で契約した。
 27年度は実施設計を進め、建設地となる中立売庁舎(元中立売警察署庁舎)の解体工事をキョウラク(京都市伏見区)で実施した。
      ◇
 新庁舎の完成後、別館は解体する予定。別館の規模はRC造地下1階地上6階建、延1万2923・90u(建築面積2060・79u/昭和49年3月築/最小Is値0・16、最大Is値0・42)。本館は文化財等の指定は受けていないが、建築物としての価値等を踏まえ今後の取り扱いを検討する。本館の規模はRC造地下1階地上3階建、延4969・34u(建築面積1242・32u/昭和2年3月築/最小Is値0・46、最大Is値1・24)。