女子高生中心に県内各地から45人が参加 建設=男∞現場=危険≠フイメージ払拭 県内在住の女性を対象にした現場見学会『現場女子会』が19日、出島対岸の中島川河川改修工事現場で初めて開かれた。当日は女子高生を中心に8歳から30代までの45人が県内各地から参加。主催した県長崎振興局建設部河川課では、「建設業に対する女性の関心の高さを知ることができた」とし、今後も継続したい考えだ。
この取り組みは、建設産業の役割や魅力を効果的に伝えてイメージアップにつなげる産学官連携の『1万人、土木、建築体験プロジェクト』の一環として実施。業界の深刻な人手不足が続く中、建設現場への女性進出を促すため、長崎振興局河川課が、長崎市の観光部や土木部、中島川工事安全協議会(竹下建設工業梶A且O基、扇精光コンサルタンツ梶jの共催を得て初めて開いた。
出島対岸の中島川の護岸工事現場で行った見学会では、工事概要とともに、出島の歴史、土木の豆知識などを紹介。バックホーや高所作業車の試乗、TSによる距離測定体験後の、ケーキを食べながらのお喋りタイム≠ノは、振興局の女子職員だけでなく、協議会所属企業の女性技術者も参加。参加者からは「現場に携わる女性の多さにびっくりした」「女性が楽しそうに働いている」「現場がきれいに整頓されていて、安全面にすごく気を使っている」といった意見が出るなど、建設=男性≠竍現場=危険≠フイメージが消えた人も多かったようだ。また、職員に今後の進路について相談する参加者もいるなど、予想以上の成果を生む初開催となった。