見附市は、DBO方式で計画する「青木浄水場更新事業」について、6月の補正予算で設計・建設期間の5年間(16−20年度)と、維持管理期間の20年間(21−40年度)を合わせた25年間の債務負担行為を設定したい考えだ。
事業者の募集については、要項を4月中旬から下旬にプロポーザル方式で公告する。参加資格は、設計担当企業が測量・建設コンサルタント等業務の資格、表流水を水源とする1000立方メートル/日以上の膜ろ過浄水場の詳細設計の実績を有すること。工事担当企業は機械・工事ともに公称能力5000立方メートル/日以上の膜ろ過浄水場における当該工種の施工実績を有し、建築・土木ともに1200点以上、機械器具設置・水道施設・電気ともに1000点以上など。グループの構成企業のうち1社は市内本社・支社を含むことを条件に挙げており、応募グループには(1)効率的かつ効果的な浄水施設の設計・工事(2)施設更新後の一定の質を確保した安定的かつ継続的な水の供給(3)場外施設の効率的、安定的な運転・維持管理−の提案を求める。
青木町地内にある同浄水場は、竣工後約40年が経過し、老朽化が著しいことからクリプトスポジウムへの対策を講じ高濁度発生時における浄水機能を確保するため、現行浄水場隣接地に膜ろ過方式による施設の更新を行う。概要が浄水場更新整備、浄水場維持管理。更新後の能力は最大取水量4万9300立方メートル/日(刈谷田川2万6000立方メートル、信濃川2万3300立方メートル)、計画最大配水量2万3000立方メートル以上/日、計画平均配水量1万8044立方メートル/日としている。
優先交渉権者決定後、8月中旬までに基本協定、基本契約、設計建設工事請負契約、運転維持管理業務委託契約を締結。設計・工事期間は8月から21年3月までの5年間。維持管理期間は21年4月より20年間となる。