旧総曲輪小学校跡地活用事業の起工式が24日、富山市総曲輪4丁目の建設地で関係者約100人が出席して執り行われ、中心市街地における健康拠点施設の新築工事が本格スタートした。
大和リースを代表企業とするグループがPPP方式により、同小跡地約8700平方メートルに地域包括ケア拠点施設・パティオの公共施設と、▽青池学園富山校(医療福祉・調理製菓専門学校)▽グンゼスポーツ富山新店▽廣貫堂(薬膳カフェ)▽立体駐車場・ヘルスケアローソン―の民間施設を整備する。
神事では、森雅志富山市長が鎌入れ、押田洋治押田建築設計事務所代表取締役社長が鍬入れ、森田俊作大和リース代表取締役社長が鋤入れを行い、参列代表者が玉串を捧げ、工事の無事完成を祈願した。森市長が「地域包括ケアの拠点施設を設け、機能を充実させていく。民間の協力で質のいい、中心市街地にふさわしい施設ができる」、森田社長が「富山市はコンパクトシティの先進地として、世界に誇る最先端の都市。この富山の地で一生懸命に仕事をしていく」とあいさつした。
5棟の延べ床面積は1万7750平方メートル。17年4月のオープンを予定している。公共施設は完成後に市が買い取る。構成企業は押田建築設計事務所、佐藤工業、学校法人青池学園、運営協力企業がグンゼスポーツ、廣貫堂、ローソン。施工協力は佐藤工業、技建工業。既存体育館は残し、南側には富山市医師会の看護専門学校が移転する。