石油・ガス事業世界大手の仏トタルと、鶏卵生産などのイセグループらは七尾市内で「七尾太陽光プロジェクト」を計画している。総事業費約100億円を投入し、発電規模約27メガワットのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設する。
同プロジェクトは、イセグループ(ISEパワー)、トタルと同社傘下のサンパワーの共同出資により設立された「イセ・トタル七尾発電所合同会社」が担う。24日、イセグループの伊勢彦信会長らが七尾市役所で会見し、建設計画を明らかにした。
建設場所は、イセグループが保有する住友大阪セメント七尾港サービスステーションに隣接する七尾市津向町大杉1ほかの用地約25ヘクタール。サンパワー製のソーラーパネル8万1096枚を設置する。年間発電量には、一般家庭約8900世帯分に相当する2900万キロワット時を見込む。17年6月までに稼働させるスケジュールだ。
工事はすでに着工しており、元請けは日立製作所、造成・基礎・囲障は福田組と福田道路が担当している。