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大阪府の２０１６年度発注予定が工事９３３件、業務８２３件の全１７５６件としてまとまった。３月25日付で公表する。主な大型案件は、南海トラフ巨大地震に備える防潮堤補強（木津川、正蓮寺川など）や老朽府営住宅の建て替え（羽曳野古市、豊中新千里南など）、太陽の塔の耐震改修など。総合評価落札方式は、都市整備部所管のプラント設備関連工事で３件に適用する。ＷＴＯ案件（24億７０００万円以上）はない。
　都市整備部所管工事は全５８９件。このうち、木津川防潮堤補強工事（千本松大橋上流左岸）は、13億５０００万〜24億７０００万円の工事規模を見込み、第１四半期に発注する。防潮堤補強はこのほか、正蓮寺川（積替基地前左岸）、安治川（桜島入堀その２）を第２四半期、同（島屋南入堀上流右岸）を第３四半期に予定。
　総合評価は、安威川ダム取水放流施設設備工事（製作・据え付け他）、中央（一）増補幹線機械設備（鋼板製ゲート）を第１四半期、三軒家水門電気設備更新工事（受変電設備他）を第２四半期に発注する。
　道路関連は、十三高槻線正雀工区の橋梁下部工や泉佐野岩出線の仮称・童子畑橋上部工事（ＰＣプレテン桁）などが盛り込まれた。
　住宅まちづくり部所管工事は全１９２件。老朽住宅の建て替えでは、羽曳野古市、豊中新千里南、堺宮園、豊中新千里北の４住宅について、いずれも第１期事業に着手するため、第２〜４四半期に順次工事を発注していく。
　太陽の塔耐震改修は第１四半期の発注を見込む。工事規模は12億〜24億７０００万円。

提供：建通新聞社