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建通新聞社(中部)
2016/03/24

【愛知】特定環境保全公共下水道で田口地区推進 設楽町

 設楽町は、処理場建設などを県代行事業で整備する特定環境保全公共下水道事業「田口地区」のうち、枝線管渠や処理場の敷地造成を進める方針だ。2016年度事業では管渠の基本設計などに着手する。補助金の内示を待ち、6月ごろに基本設計を委託するほか、処理場建設地の地質調査や用地調査、造成設計を5月ごろに委託する予定。当初予算案には基本設計費2000万円をはじめ、総額4500万円の委託料を盛り込んだ。
 今回の委託では、枝線管渠として計画している延長約18`に対する基本設計を進める。処理場建設地に対しては、4〜5カ所のボーリング調査を実施した上で、造成設計としてまとめる予定。
 同事業では、町が枝線管渠延長約18`の敷設とともに、処理場建設地の敷地面積約1万平方bに対する造成工事を行う。一方、県は代行事業として処理場建設と幹線管渠延長約2`を整備する計画。
 同町では今後、17年度事業で処理場建設地の造成工事に着手するほか、管渠の詳細設計を行う。18年度事業では管渠敷設工事に着手し、21年4月の一部供用、24年4月で全体の供用開始を目指す。県事業では16年度に処理場や幹線管渠の基本設計、17年度に詳細設計を行い、18年度に処理場建設に着手する。
 建設地は上原荒尾線沿いの田口字折地地内。
 同事業の田口地区は、計画区域面積約81・5f。計画人口は1000人で、計画戸数は435戸。計画汚水量は1日当たり平均で545立方b、最大で690立方bを見込む。
 計画策定業務は中日本建設コンサルタント豊橋事務所(豊橋市)が担当した。概算の総事業費は約28億円。

提供:建通新聞社