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建通新聞社(神奈川)
2016/03/24

【神奈川】横浜市 横浜文化体育館、PFI特定事業選定

  横浜市は横浜文化体育館再整備事業をPFIの特定事業として選定した。市が実施した場合と比較して約5%の財政負担額の削減率が達成されることが見込まれるため。今後5月にWTO対象の総合評価一般競争入札を公告し、10月に入札・提案書を受け付ける。2017年1月に落札者を決定、5月に事業契約を締結する。
 老朽化した横浜文化体育館(文体)をメーンアリーナ施設とサブアリーナ施設に建て替える。
 まず旧横浜総合高校敷地(中区翁町2ノ9ノ10)に延べ床面積1万4200平方bのサブアリーナと延べ1万4000平方bの民間収益施設を建設し、文体を除却した跡地(中区不老町2ノ7)に延べ1万6600平方bのアリーナと、延べ1万4000平方bの民間収益施設を整備する。
 建設スケジュールは、サブアリーナ施設が18年3月までに設計し18年4月〜20年3月に建設。20年6月に供用開始する。メーンアリーナ施設の設計が21年12月までで21年1〜12月で現横浜文化体育館を解体。新施設を22年1月〜24年1月に建設する。供用開始は24年4月。
 民間収益施設の整備スケジュールは事業者提案による。
 入札の応募者は▽設計企業▽建設企業▽工事監理企業▽維持管理企業▽修繕企業▽運営企業―を構成員とするグループ。
 財政負担の定量評価によると、市が直接実施した場合の事業費は259億9600万円、PFI―LCCで実施した場合が247億0100万円でVFMは12億9500万円、約5%だった。
 提供:建通新聞社