日本工業経済新聞社(群馬)
2016/03/24
【群馬】長野原町が2016年度当初予算を公表
長野原町(萩原睦男町長)は2016年度当初予算を公表した。普通建設事業費は26億3275万5000円で本年度の21億9076万2000円から4億4199万3000円(20・2%)の増額となった。町は新年度の主要事業に役場新庁舎・住民総合センター整備事業、北軽井沢地区集会所整備事業、町道川原湯温泉幹線街路整備事業、川原畑地区スポーツ公園整備事業などを挙げている。
役場新庁舎・住民総合センター整備事業に9728万6000万円を措置し、早ければ4月中にも庁舎、住民総合センターの実施設計を委託する。
工事は17〜18年度の計画となっており、今月中に佐藤総合計画(東京都墨田区)が基本設計を完了させる。
北軽井沢地区集会所整備事業に1億270万円を配分。現在の集会所から300m程度離れた場所に新築する計画で新年度中の完成を見込む。
現在、光建築工房(長野原町)が実施設計を進めている。
地域振興事業の1095万5000円は、町施設の「鬼押出し浅間園」に、来場者などに向けた防災情報発信のためのシステム構築、Wi−Fi整備に使用する。
川原湯地域振興施設調査設計に2000万円を確保する。地元の意見を聞きながら施設内容を詰め、新年度に調査設計業務を委託したい考え。
町道川原湯温泉幹線街路整備事業の3億9600万円は、用地買収や金花山1号橋の橋台1基の整備に充てる。同事業は国への委託となる。
道路維持事業に9306万6000円を計上する。対象路線などは今後調整していく。同費用には除雪費、除雪機械の補修費も含む。
川原畑地区スポーツ公園整備事業に1億6900万円を配分し、用地取得や詳細設計を予定する。順調にいけば新年度から一部工事に取り掛かる可能性もある。
特別会計では、簡易水道事業に3億9393万7000円を盛り込む。東部簡易水道施設整備事業の一環となる川原畑配水池造成工、送配水管布設工などを実施する。
公共下水道事業に8418万3000円を割り振る。長野原浄化センターの維持管理や町内3カ所で合計840m程度の管路敷設工などを検討している。