南魚沼市は、南魚沼版CCRC構想に係る施設整備計画および事業推進計画について、8月にも公募型プロポーザルで連携事業者の選定へと運びたい考えだ。10月末までの特定を目指す。
南魚沼版CCRCでは、八色の森公園周辺の市有地2ヘクタールを中核地域として想定、アクティブシニアの移住を促進し、200戸400人規模の誘致を目指す。計画の1期(17年度)、2期(18年度)では、八色の森公園周辺に移住シニア向けに50戸ずつ計100戸、3期はJR浦佐駅周辺、魚沼基幹病院周辺で100戸の整備を進める。また、国際大学の留学生と家族向けの寮に50戸、魚沼基幹病院スタッフ寮に100戸、グローバルITパークスタッフ住居に32戸の整備を想定している。
関連施設では、市民交流施設、英語保育園、温泉活用健康増進施設などについて検討を進めている。この他、シニアの就業支援とビジネス創出の場づくり、医療介護サービス確保などの事業推進環境を整備する。
今後は、7月までに基本計画を策定、10月末をめどに事業計画の取りまとめを図る。これと並行して、早ければ8月にも連携事業者を公募。11月から事業着手し、全体の完了では19年度内を見込む。市では、奇数月の最終水曜日に推進協議会を開催。構想実現に向け準備を進める。16年度当初予算では移住・定住促進事業の各種業務委託料に、3905万1000円を計上している。