鹿児島建設新聞
2016/03/24
【鹿児島】県議会、16年度予算など可決 指宿有料道路変更も
県議会は23日、本会議を開き、2016年度一般会計当初予算案など32件を可決、県監査委員の選任を同意した。その中には、指宿有料道路改修に向け、料金徴収期間を42年4月3日まで延伸し190億円の事業費を確保する事業変更に関する議案も含まれている。
当初予算の総額は前年度当初比1%(81億4400万円)増の8224億5700万円で8年連続のプラス予算。このうち、普通建設事業費等には、1665億4900万円を確保。工事請負費には全体の12・02%を占める988億7907万8000円を計上した。
指宿有料道路改修に向けた事業変更は、徴収期間を約25年間延伸。工事期間には約10年間を見込んでいる。
今後は、国土交通大臣に変更許可申請を提出。認可後、用地買収を必要としないETC設置は、約1年で上下各1基を整備して暫定使用を開始。残り計2基まで約2年を見込む。事業費は16億円。
また、山田ICフルインター化には、約5年でETC2基を新設し、事業費は36億円。さらに、U期(頴娃IC〜谷山IC間)の事業費は138億円。線形改良が約30カ所、老朽法面対策は約40カ所で予定している。