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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/03/23

【群馬】邑楽町、2016年度当初予算明らかに

邑楽町(金子正一町長)は、2016年度当初予算を明らかにした。一般会計予算における普通建設事業費は、前年度比5・4%減の16億4012万9000万円とした。中央公民館の着工に向け、16年度分の事業費と17〜18年度分の債務負担行為を合わせ、18億6941万4000円を設定した。そのうち、約18億3000万円が工事に充てられる。
中央公民館の基本・実施設計は、日総建(東京都渋谷区)が作成を進めており、今月中には仕上がる。今後は積算に移り、入札は夏ごろに建築、電気、機械、舞台設備の4分割で行われる見通し。着工は11月ごろを目指している。建設地は役場庁舎の西側に広がる敷地で、施設建設に当たっては基礎に摩擦杭を打つ。同施設は、約500席のホールを有し全面バリアフリー化され、ホールの東側が開くことで中庭と一体的な使用も可能。難聴者向けのループコイルも整備する。
道路関連では、国庫補助の町道整備事業費に1億8900万円を見込んだ。1号線は本年度に続き、L約250mで路床改良から舗装までを実施する。17年度の事業完了を予定している。同じく継続の16−13号線では、L約380mの表層工を行い完成させる。通学路の安全対策では、5号線、18号線、26号線の3路線で歩道設置を進める。
橋梁点検等診断業務には、委託費1950万円を確保。町管理の橋梁のうち、L15m以上は点検を終えており、今回はL2〜15m未満の122橋を対象に実施する。
農業基盤整備事業では、中野地区の5路線で拡幅改良を計画し、工事費7140万円と測量設計委託費340万円を投じる。5路線を合計しL約800mとなり、いずれもW5mの確保と側溝工を実施する。一部は、すでに用地買収や設計作成も終えている。
都市計画策定業務委託費1502万3000円は、都市計画マスタープランの改定と立地適正化計画の策定に充当される。鶉土地区画整理事業は1億7846万円を配分した。内訳は区画整理工事費3092万円のほか、物件移転補償費1億803万円、移転建物調査および補償調査委託費950万円、実施設計委託費830万円など。
このほかの建設関連では、継続の北保育園建設工事約2100万、新中野下水処理場の下水管補修費約1000万円、高島小受変電設備改修工事費872万円、農業用道路・排水路補修工事費300万円など。
下水道事業特別会計では、公共下水道管渠整備の築造工事費4062万円、事業認可区域変更設計委託費455万8000円を計上した。