島田市は、公募型プロポーザルで事業者選定を進めている新市立島田市民病院建設の基本設計について、二次審査を公開ヒアリングで行い、最優秀者として内藤建築事務所(京都市左京区)を選定した。今後が同事務所を委託候補者として、3月中の契約に向け準備を進めていく。
今回の委託では、建築・電気設備・機械設備・外構に関する基本設計を進めていく。現段階での納期は2017年3月31日。
計画施設の概要は、新病院が8階程度で延べ3万3500平方bを想定している。鉄骨造延べ1000平方bの救急センターと鉄骨造3階建て延べ1200平方bについては、改修を行う。また、側溝・駐車場・通路などを含む外構を設計していく。
設計理念では、敷地について、環境の保全への配慮や土地利用に関する計画との整合性、施設の将来需要や敷地の有効利用による各施設の適切な配置の他、計画地が軟弱地盤であることへの対策などが示されている。
また、施設については、周辺の自然環境と都市環境の調和、防災機能の確保、県産材の利用推進などが示されている。
今後は20年度の開院を目指し、各種準備を進めていく方針だ。
提供:建通新聞社
(2016/3/23)
建通新聞社 静岡支社