【豊橋】豊橋市上下水道局は、2016年度から前芝地区の面整備や菰口ポンプ場のポンプ増設などを盛り込んだ「公共下水道第9次拡張事業」を推進する。20年度までの5カ年度で事業費21億円を見込んでおり、当初予算案に初年度事業費として6億3790万円を計上した。
16年度事業では、引き続き前芝地区の面整備を進める予定。対象面積3f、管路延長1142b(一部圧送管75_)に対して、口径200_の塩化ビニール管を開削工法で敷設する。発注は工区を分割して第2四半期の見込み。17年度までの2カ年度で完了を目指す。
土地区画整理事業施行中の吉田方地区(牟呂坂津区画整理)と橋良地区(柳生川南部区画整理)の面整備では、管渠実施設計、測量、地質調査を行う。基本設計によると、吉田方地区は管路延長7200b、橋良地区は管路延長1万8000bの整備を計画している。
菰口ポンプ場では、雨水分流式ポンプ1基を増設する計画で、合わせて増設に伴う改修を進める予定。同ポンプ場には現在、合流式ポンプ3基、分流式ポンプ3基が稼働している。このうち、既設分流式ポンプの処理能力は、毎分1170立方b。
第9次拡張事業の概要は、16〜20年度で下水道未普及地区の早期解消と浸水対策などを行う。前芝地区で面積3fを計画しているほか、吉田方地区では全体計画面積22fのうち11f、橋良地区では全体計画面積65fのうち24f、牛川地区(牛川西部区画整理)では面積9fの面整備を進める。また、下地排水区では、雨水管渠延長280bを敷設するほか、菰口ポンプ場のポンプ1基を増設する。
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建通新聞社