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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/03/22

【群馬】下仁田町 新年度当初予算公表

下仁田町(金井康行町長)は2016年度一般会計当初予算を公表した。総額54億4500万円を計上しており、前年度比11・3%の増加となった。普通建設事業費は11億3289万2000円で本年度の5億6747万5000円と比べ5億6541万7000円(99・6%)の増額。伊勢山下第2町営住宅や共同調理場の建設、「道の駅しもにた」の再整備などが主な要因となっている。新年度はこのほかに過疎道路・一般町道改良工事、橋梁維持補修工事、文化財調査保護などを予定している。
伊勢山下第2町営住宅建設事業には1億816万7000円を計上。工事請負費8100万円、委託料232万1000円、公有財産購入費2439万3000円などを振り分けた。同事業は2期工事として、3棟6戸を下仁田地内に建設する。W造2階建てで、延べ床面積は1棟あたり152・36u。3棟ともほぼ同じ造りになる。3DKのファミリータイプで、1階に浴室、トイレ、洗面所などを設置する。現場は、東西に整地されており、敷地面積は西から297・5u、278・28u、291・13u。
発注は、5月ごろに国から内示される見通しの補助金を待ってから行う。順調に行けば6月に入札を行い、同月の定例議会に契約案件を上程し承認を得たい考えだ。入札の方法は、前例通りなら設備工事を含め一括で指名競争を行う見通し。ガス工事のみ町公営企業が工事を行う。2016年度中の完成を目指しており、17年4月から入居を開始する計画だ。
設計は本年度、匠設計(南牧村)が実施。バリアフリー化された設計になっている。同現場には、10年に、1期計画として4棟8戸の町営住宅を建設した。現在同町には、9カ所55棟90戸の町営住宅がある。町営住宅関連では、その他に管理工事請負費として1167万8000円を計上した。
「道の駅しもにた」再整備事業には新年度、1億4813万3000円を盛り込んだ。第1期工事として販売施設などの建設工事を行う。第2期工事では、交差点改良や駐車場、防災施設の整備などを計画しており、新年度は設計業務を委託する。
共同調理場建設工事では、工事請負費5億3460万円、委託料1061万7000円、備品購入費1262万9000円などを振り分けた。本年度は周辺の道路整備などを行った。
町道改良としては、過疎道路2路線と一般町道3路線の整備に1億2982万6000円を割り当てた。
文化財調査保護費として、3288万1000円を盛り込んだ。新年度は、荒船風穴保存管理と整備、調査を実施する。
ジオパークの運営費として、2046万4000円を充当。施設の整備などに充てていく。
このほか◇小規模農村整備事業1255万5000円◇林道等維持補修事業511万6000円◇県単林道改良事業1501万1000円◇急傾斜地対策700万円◇町道維持補修776万2000円◇橋梁維持管理4224万2000円◇消防施設整備3015万円などを振り分けた。