ネットショッピングなどのインターネットサービスを運営している楽天と県、南越前町は17日、県庁で「楽天の森」整備・管理協定を結んだ。
楽天がこのような協定を結ぶのは北陸3県で初、間伐材の活用促進を目的とした協定は全国初。
19年3月31日までの3年に渡り、南越前町大谷地係の県有林(南越前町所有)4・94ヘクタールにおいて、スギの間伐を実施、また、間伐材の活用促進として木製玩具を作成し、町内の認定こども園への設置などを行う予定。
楽天の和田圭執行役員は「今回の協定は全国で25道府県目となるが、間伐だけでなく、間伐材を加工して利用するところまで支援するのは初めて」と述べた。
川野順万南越前町長は「子供たちが町財産の木製品に触れることで、より一層木を身近に感じ、親しみを持てると思う」と期待を込めた。
石塚博英副知事は「この協定締結を機に、本県における元気な森づくり活動や、木を切って活用していく運動を強化していきたい」と語った。
楽天は社会貢献活動の一環で、プロ野球チーム東北楽天ゴールデンイーグルスのマスコットモデルであるイヌワシなどを守ろうと、14年から全国各地で「楽天の森プロジェクト」と開始、森林整備に力を入れている。