日本工業経済新聞社(茨城)
2016/03/15
【茨城】守谷市が2016年度当初予算案を公表
守谷市(会田真一市長)の2016年度当初予算案が明らかになった。郷州小学校屋内運動場改修事業に2億1358万1000円を計上。第1四半期中に施工者選定の入札を公告する。小中学校トイレ改修事業には1億8028万6000円を配分し2校で工事を行う。道路関係では、坂町清水線整備事業に3億1665万1000円、みずき野大日線整備事業に2億3830万7000円を計上した。(4面に主な事業)
一般会計の総額は193億2600万円で、前年当初比0・2%減。そのうち普通建設事業費は同31・6%減の16億1656万1000円。
まず学校施設関連では、郷州小学校で体育館の改修に取り掛かるため、工事費2億672万3000円と工事監理費663万2000円を計上。設計は叶{藤隆建築設計事務所(土浦市)が担当しており、工事は第1四半期中に公告となる見通し。建物は1983年竣工で、規模はS造2階建て延べ983・51u。
また、小中学校のトイレ改修事業には1億8028万6000円を配分し、大井沢小学校(8259万4000円)とけやき台中学校(9769万2000円)で実施する。
そのほか黒内小学校では、児童クラブ建設事業に9024万8000円を予算化。土塔中央保育所の隣の市有地に建築する。規模はW造平屋建て延べ250u程度を想定。第1四半期に公告予定。予算額のうち工事費は8781万2000円。
道路関係では、守谷駅を中心とした環状形を連絡する都市計画道路、坂町清水線の整備事業に3億1665万1000円を盛り込んだ。16年度は、用地買収(1億7907万9000円)や設計・補償等調査(1072万1000円)を進める。
同じく都市計画道路のみずき野大日線整備事業には2億3830万7000円を充当し、用地買収(1億6707万円)や設計・測量・補償等調査(1789万円)を行う。
市道整備改良事業は1億3581万2000円で、そのうち工事費は6220万8000円。対象は1037号線(板戸井、L120m)、2377号線(大木、L180m)、110号線(本町、L250m)、4260号線(百合ヶ丘3丁目、L100m)、2724号線(野木崎、L160m)。
さらに橋梁の長寿命化修繕事業では、北守谷橋の修繕(ひび割れ補修、剥落防止、伸縮装置交換)に9695万2000円を措置している。
15年度に利活用構想を策定した、守谷駅東口の市有地(1・2ha)の整備事業は、16年度に基本計画策定に入る。予算額は1231万2000円。
水道事業会計は、資本的支出が2億3574万2000円で、前年度比2・6%の増。配水管布設替工事に1億7233万1000円、配水管布設工事に2160万円、実施設計に1307万3000円を充てる。
一方、公共下水道事業特別会計の資本的支出は同37%の減の5億4874万1000円。16年度は汚水管布設や公共汚水桝設置(7155万円)のほか、浄化センターの改築更新工事(1億4080万円)を実施する。